「美少女戦士セーラームーン」、クライマックスの不気味さ
あり得ないくらい放置してたブログを久々に少し動かしてみたくなったので、ちょっと思ったことをメモ書き程度に書こうかな~と思います。お付き合いください。
久々の投稿を謳った矢先のことで申し訳ないんですが、今回は全く映画関係ありません。ブログの看板に偽りしかありませんね。表題の通りに、ふつーにテレビ放送されていた「美少女戦士セーラームーン」の特定エピソードで生じている不気味さについて書いていこうと思ってます。
セーラームーンのおはなし
さて、皆さんもご存じの通り「美少女戦士セーラームーン」は1992年3月から5シリーズ、200 (+1)話という長期間に渡って放送され、当時の女児を中心に絶大な人気を誇った作品です。所謂「東映魔女っ子シリーズ」の系譜と「スーパー戦隊」の系譜とを混合させたような、魔法少女アニメの一つの結節点と呼んでも差し支えない位置を占める特異な作品であると指摘することも出来るでしょう。
そのように基本的には子供を対象としたコミカルかつ快活な作劇が為されている本作なのですが、無印のクライマックスにあたる45話と46話においては、そのような明るい雰囲気が一転することとなります。まず45話はサブタイトルからして、「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」で強烈で容赦がないです。どうですか、皆さん?
実際にこの話ではバシバシセーラー戦士達が刺客の手によって絶命していきますし、最終的にセーラームーンだけが生き残りラスボスと対峙する形になるので、絶望感は半端じゃありません。当然のことながら、絶望感に打ちひしがれた人々(女児)が多数いたようです。
「正義の戦士たちが死んでしまう」この演出だけでも相当に薄気味の悪いもので、語り草になっているのも当たり前のことであるとは思うのですが、わたしとしては続く46話の方こそがより苛烈な不気味さを放っているように思われます。サブタイトルに「うさぎの想いは永遠に!新しき転生」とあることからも読み取れるように、セーラームーンがラスボスを無事に打ち倒し、しまいには仲間たちも皆転生して元の平穏な日常が取り戻されるというような形で、45話とは対照を為して希望が描かれています。しかしどうでしょうか、「転生した!元通り!万歳!」と諸手を挙げて喜びに浸ることができますか?どうにも私には難しいように思われます。むしろ底の抜けてしまった空恐ろしさを感じてしまいます。
どうして絶望的な45話のみならず46話についても不気味さを感じざるを得ないのか?というより、なぜむしろ46話の方が不気味なのか?その二つの不気味さの間には何かしらの差異があるのか?これらの疑問について、ある一つの文章を補助線、というより支柱として議論を進めたいと思います。
フロイトくんのおはなし
それはジークムント・フロイトによる、その名も「不気味なもの」(原題: Das Unheimliche)という短めの論文です。短いながらも、後に有名な「超自我」として知られることとなる概念の原型や、去勢不安、オイディプス・コンプレックスといったフロイトをフロイトたらしめる数々の思想が取り扱われており、読みやすく濃厚な掌編となっています。
セーラームーンの話を進める前に、少し本書の議論のあらましをざっと概観してみようと思います。ここでは、「不気味さ」を「不安」というより大きな概念に包含されるものとして定義した上で、それがどんなやり方で、どんな核をもって生成されてくるのかということに分析の主眼が置かれています。分析のアプローチとして、フロイトは「不気味さ Das Unheimliche」という独語自体の精査と、事物や状況などの諸事例の追及という二つの道筋を立てて議論を進めていきます(が、私の議論には後者しか関連しないので前者は割愛します)。事例的なアプローチは、『砂男』や『悪魔の霊液』などの古典的創作物をしばしば引用しながら進められますが、最終的に彼は不気味なものを「慣れ親しんだものが抑圧を受けた後に回帰したもの」として定立します。
少しことばが複雑に錯綜していて分かりにくいので、これを平易に言い換えると「ふだん触れているものが何かしらの変化を経ることで、隠された裏面をあらわにして迫ってくる」というような感じになるでしょうか。この「何かしらの変化」に当たるものは、「アニミズム」や「思考の万能」、「死」、「意図せざる反復」、「オイディプス・コンプレックス」などの様々の用語を尽くして説明されることとなります(今回は触れませんが)。
先に見た通りに、フロイトは様々の古典的創作物を引き合いに出すことによりその論を組み立てているのですが、実はその有効性を無差別に認めているわけではありません。彼は、「実際に体験される不気味なもの(精神分析的)」と「想像的不気味なもの(美学的)」の二者を峻別しているのです。要するに、現実世界の不気味さと創作物上の不気味さは権利上その射程と効用が異なっていると述べているのです。ここで彼は明確に、「想像的不気味さは現実吟味を経る必要がない」と主張しており、それ故に、経験的に感じられる不気味さがそのまま創作物に対し水平にズラされても効果をもたらさないケースがしばしばあるということになるのです。
また、不気味さを生み出すものの根源についても二つの類型が与えられています。それは、「克服されたものから生じるもの」と「抑圧されたコンプレックスから生じるもの」として分けられます。フロイトにとって抑圧という言葉は非常な重みをもつものであって、オイディプス・コンプレックスのような生得的で強力な精神不安を意味するものです。なので、不気味さに関しても、その本源性、強度の観点に立った時に「抑圧~ > 克服~」という関係性が成り立つこととなります。
セーラームーンの不気味なもの
さて、存外「不気味なもの」の説明が存外に長くなってしまいましたが、話題をセーラームーンに戻すことにしましょう。まず、トラウマ回の典型例として語られている45話について。登場人物たちに劇的な死を唐突に与えるということは、典型的に物語の純粋な力によって不気味さを作り出すということに当たりますが、これはあらかじめ述べた所の「克服されたものから生じる不気味さ」になります。それは則ち、あくまで死に対する意識的な克服が前提とされている(現実吟味をする必要がない)創作物上の出来事でしかないのであり、その不気味さはわたしたちにとってそれ程致命的なものでもないのです。
ここで、本題の46話における不気味さの検討に移ろうと思います。当該エピソードでの最も大きなイベントと言えば、やはり「転生」ということになると思いますが、「不気味なもの」でも似たような指摘がされている箇所があります。曰く、「仮死状態や死者の再生がたいへん不気味なものであるにもかかわらず、聖書の中での奇跡や白雪姫は不気味なものとしてあらわれない(要約)」とのことです。確かにわたしたち(少なくともわたし)には白雪姫の復活が不安感を煽るものとして感じられたことはありません。この言にしたがえば、同じく創作物であるセーラームーンの復活もまた幸福な幕引きとして受け取られるべきであるのに、そういうことにはなっていません。
ですから、46話の転生劇は「抑圧されたコンプレックス」の方に片足を突っ込んでいるものと考えてしまって良いでしょう。フロイト自身もまた、創作物がありふれた現実的な舞台を礎とするのならば、現実吟味の対象となり得ると述べています。セーラームーンという作品はどうでしょうか?44話に至るまでの物語を思い出してみますと、それぞれのキャラクターの人格的な描写はさることながら、人々の服装やしゃべり方、街並み(というかモデルを麻布に置いている)、季節感……といった様々な要素を駆使することによって「現実み」が高度に作り出されているのであり、現実吟味の対象として成立し得るものであると思われます。
このように構築された現実感のコンテクスト(「枠」)を前提とすることにより、わたしたちは、感情移入という形で彼女らの主観に自らの主観を重ね合わせることが可能となるのです。主観が重ね合わされた状態で、死→転生のプロセスを経ると考えると、これほど恐ろしいことはないでしょう。例えば、分析哲学の領域でしばしば取り扱われる「人格の同一性」の問題に照らし合わせてみた時に、身体も記憶も一度は敵の手によって消滅させられ、連続性を喪失した自らの人格的主体が過去とは変わらない同一のものとして存続していると、自信をもって断言することが出来るでしょうか?わたしには到底出来ませんし、非常に不安感を煽られてしまいます。
要するに、46話ではセーラームーンの追体験的に人格の分裂的危機を経験させられていると言えるのです。そして、まさしくフロイトの「抑圧されたコンプレックス」とは分裂症的な自我の混乱を伴うものとして想定されているのです(そもそも、「慣れ親しんだものが抑圧を受けた後に回帰したもの」はニーチェの永遠回帰を意識した発言であるので、不気味なものは必然的に自我への混乱を生むのですが)。
以上見てきたように、46話が45話にも増して不気味さを放っているのは、セーラームーンのコンテクストに自らを浸し、無意識的のうちに登場人物と主観を重ね合わせることで、転生に伴う人格の分裂を経験してしまうことに起因していると説明することが出来るでしょう。ともあれ、このような不気味さが無意識的なもので意図せざるものであったとしても、それはここに至るまでのセーラームーンという作品全体のクオリティの高さが生み出したコンテクストに由来するものであるということに疑いを差し挟むことは出来ないでしょう。
2021年の映画が公開されたら是非見に行きたいですね~(レビューもする…かも)
(作成者:もふ)
『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』の感想・レビュー
これはプライムにあったのでみてみました。よくあるB級映画みたいなタイトルだったのでふわっとモードで観ていたのですが、個人的には超面白かったです。ただ、、、これは単に個人的に偶然ツボに入っただけで、一般的にはそんなにでもない可能性もあります。というか、多分そうです(自信がない) 調べてみた感じあんまり売れてなさそうだったし……
とっ、とりあえずレビューしていきます〜
2017年公開
95分
総評
★★★★★★★★★☆
・ストーリーも演出もいい
・主人公に隠されし素質が…という流れが好き
・雰囲気が少しふわっとしていて殺し屋とのギャップがある
ストーリー
★★★★★★★★★☆
・踊りながら殺す殺し屋とかいうコンセプト だいぶかるーい感じ
・主人公と殺し屋のカレが強すぎる
・殺し屋のカレの変遷がちょっとしか語られないところが想像の幅が広がってむしろいい
・面白かった(直球)
演出・演技
★★★★★★★★☆☆
・マイルドめの銃撃戦
・敵の皆さんになんか間抜けっぽさがあって安心して観ていられる
・ラストの付き合ってる描写が良かった
ストーリー
主人公マーサは、ある日彼氏の浮気シーンを目撃してしまい、失意のどん底。友人たちに慰められるもなかなか切り替えられない。
そんな時に店で偶然フランシスという男と出会う。フランシスはなかなかイカれた男で、会ったばかりのマーサをすぐにデートに誘う。しかも精神が不安定になっているマーサは勢いにまかせてOKしてしまう。そんなこんなですぐに相思相愛になる2人であったが、フランシスには大きな秘密があった。そう、タイトルでわかる通り、彼は最強の殺し屋なのであった。
そしてただの一般人であったはずのマーサはフランシスのせいで徐々に殺し屋の世界に引き込まれていくことになる。しかし、実はマーサには隠された殺し屋の素質があり、フランシスの教えを受けて才能を開花。“殺し屋カップル”として敵に挑んでいく……!
感想
すごくおもしろかったです。ここ1年でいちばんの当たりB級映画でした。
うーん、僕の文章力がないせいでうまく説明できないんですけど、殺し屋という重めのコンセプトなのになぜか全体的に軽いノリが漂っていて、ちゃんと恋愛しながらバトルしてたのが良かったのかな? 殺し屋で逃亡しているのに普通の格好で出歩いていたりデートしていたり……。
ちょっと話が変わりますが、「フローズン・タイム」という映画があって、個人的にその映画もとても好きなんです。考えてみるとその映画もちょっと違うけど同じような説明しにくい独特な雰囲気があって(自分だけかな?)、この2作に共通する雰囲気のようなものを言葉にすることができれば、自分の好きな映画のタイプをかなり明確にできるのかなー、とか思ったりしました。
まあ説明できないからこそ魅力を感じるのかもしれないですけどね。好きに理由はない(キリッ
フローズンタイムのレビューも近いうちに書きたい!プライムにまだあるのかな?調べておこう〜
おっと脱線してしまった……話を戻します。
あと、厳密にはフランシスは物語に登場する時点ではもうすでに通常の殺し屋ではなく、「殺人は悪である」という考え方の下で自分を雇った依頼主を殺すいう、変わった殺し屋になっています。
ちなみにマーサはそんな殺し屋フランシスを「じゃあ悪いことでもないかも?まあ良いか!」ってな感じで許しちゃっていました。
……結局人殺しまくってるからダメじゃない?(常人の思考)
フランシスの表の顔(といっても変な人だけど)と殺し屋としての裏の顔が、どっちもクレイジーな主人公のおかげで普通に受け入れられてしまうんですよね。このお話、フランシスがかなりクレイジーな人なんですが、実はそれに負けず劣らずマーサも相当やばい人なんですよね。登場人物にまともな人が全然いなくて(主人公の友人くらい^^;)、観ている方もなんか麻痺してしまいます。まともな友人がクレイジーな主人公たちに振り回されているのは単純に可哀想だなと思いました。結局友人と主人公の関係はどうなったんだろうか……。
フランシスが殺し屋だと判明した時、主人公ははじめこそ拒絶しましたが、結局一晩で「ま、いっか」となってしまいます。
フランシスも予想していないくらいのノリであっさり受け入れてしまったので、クレイジーさ的にもテンポ的にも良かったです。
また、フランシスの過去に関して、どんな人だったのかのお話がかなりざっくりした説明しかなく、それがむしろ想像を掻き立てて良かったです。スピンオフとかやってくれないかなー。
売り上げを見るに120%ないですけど……(泣)
それと、マーサとフランシスがクッソ強いです。エンド・オブ・ホワイトハウスの主人公も真っ青のチート野郎です。まあ向こうはガチな設定なのにあの強さだからすごいんだけども…。
フランシス曰く、物には「流れ」なるものがあって、それを感じ取れれば物がどこに行くかがすぐにわかるんだそうです。だから銃も当たらないというわけ。 ……うーん、わけわからん(思考放棄)
ちなみにマーサも敵を2人ほどぶっ殺します。それでマーサも殺し屋になったということで、二人仲良く逃亡生活を送ることになるんでしょうね。一瞬マーサがかわいそうとか思いましたが、その方が良かったのかな?普通に狂人だし。
まあとにかく個人的にはすごく面白かったです!こういう当たり映画ばっかり引ければ良いんだけどなー。現実は厳しいですね(白目)
まあクソ映画もクソ映画で面白いですけど、ずっとクソ映画ばっかり観ていると流石に辛いものがありますよね。
続編出てください!(叶わぬ願い)
(らと)
『ジャングル』の感想・レビュー
久々にレビューを〜
最近までちょっと忙しかったのですが、ここしばらくは暇なのでいっぱいレビューしていきたい!(願望)
今回は「ジャングル」という映画のレビューです。アマゾンプライムにあって、評価がやたら低かったので気になって観てみました。他の人の感想を見てみるととにかく「吹き替え声優が酷い」とばっかり書いてある。
「ここまで言われるなら相当酷いんだろうなあ……よし、観たろ!」 ということで観てみました。
結論から申しますと言うほどじゃないけどたしかにうーん……ってくらいですかね。でも気になる人には気になるかもしれないです。
まだプライムにあるみたいなので気になったらぜひ!
2015年公開
83分
総評
★★★★★★☆☆☆☆
・吹き替え声優さんが風邪ひいてた???
・主人公の奥さんが怖い;:
・ハッピーエンド
ストーリー
★★★★★★★☆☆☆
・唐突に部族と遭遇する
・同僚がかわいそう
・生死が懸かっている状況下でも絶賛夫婦喧嘩中
演技・演出
★★★★☆☆☆☆☆☆
・主人公の吹き替え声優さんが……
・リゾート地の映像が綺麗
・部族とか弓矢の描写とかが良かった
あらすじ
舞台はキリル文字を使っているのでロシアあたりなのかな……?
主人公セルゲイはデザインを設計したり製作したりする仕事をしている会社員。数年前に偶然の出会いを経て現在の妻であるマリーナと結婚し、幸せな夫婦生活を送っている……と思いきや、とにかく仕事が忙しい主人公は、年に1回のパーティーでも仕事の電話で頻繁に席を外したり、帰りが遅くなって妻と一緒に食事がとれなかったりと、家族の時間が全く取れていない状況が続いていた。
そんな状況に妻はだんだんと愛想をつかしていき、ついには浮気を疑い始める。
そんなことがいろいろあってついに主人公夫婦は分裂寸前まですれ違うが、主人公セルゲイのある提案によって離婚を回避する。それは「仕事のことを忘れて2人でリゾート地にバカンスにいく」と言うものであった。
仕事は仲のいい同僚になんとかしてもらうことにし、ついに2人は南の島へ。最初は夫婦水入らずでエンジョイしていた2人であったが、会社の大切なプレゼンが入り、バカンス中もやはり仕事をしなければならない状況に。主人公は妻にバレないように試行錯誤して仕事をしていたが、ついに妻にバレてしまい、妻の怒りが爆発してしまう。そして南の島で大喧嘩が開始!
元アーチェリー的なやつのスポーツ選手である妻は怒りに任せて夫を弓矢で攻撃したり、謎の人食い(?)部族の住んでいる地域まで行ってしまったり、しまいには部族に捕まって殺されかけたり!? 等々、色々な事件に巻き込まれていくうちに、主人公夫婦は大切なものを見つけていく……?
感想
うーん……結婚生活って大変なんですねぇ( ;∀;)
よくわからない南の島で大喧嘩が勃発するのはなかなかカオスで面白かったです。途中で幻覚を見せる危ない木の実的なものが出てきたり謎の薬的なものが出てきたりして未開拓な感じが伝わりました。
最終的に主人公は妻と仲直りして島を脱出し、不思議な木の実の力のおかげもあって仕事も成功させますが、主人公は家族と時間を取ることを優先することに。今回の出来事で考え方が変わったようですね。
ちなみにロシアっぽく夫婦揃って金髪碧眼でした!(イケメンとは言っていない)
という感じでストーリーは結構いい感じだったと思うのですが、ほかの人の感想でも触れられていた通り、主人公セルゲイさんの吹き替え声優がちょっとアレだったかな……?なんだか鼻が詰まったような感じで少し太めに聞こえるというか、、たしかに主人公の見た目のイメージとはちょっと違ったかなーという感じでした。
ただ個人的にはそんなに気にならなかったです。最初から声優の話を聞いた状態で観たというのもあったかもしれません。それ以外は特に気になる点はなかったです。
あと南の島の海の映像が綺麗でした。僕はあまり海にいくのが好きではないのですが、見てる分にはいいですよね。
今年は結構暇だろうから色々な所に行ってみたい!!(最初だけ色々考えるけど結局何もしないで終わる奴)
と、いうわけで「ジャングル」のレビューでした〜〜
(らと)
『ダーティー・グランパ』の感想・レビュー
今回は、名前からして下ネタ系B級映画感がすごい「ダーティー・グランパ」の紹介です。
ご想像の通りかなり下ネタ満載で、基本的に下ネタしか出てきません。
アマゾンプライムで無料だったので観てみました。今回のは無料じゃなければさすがに観ない気がしますね……
ちなみにあの「グレイテスト・ショーマン」で出ているらしいザック・エフロンさんが主人公ですね。清純な映画にしか出ないようなイメージがあったのでびっくりしました。
この映画内ではfuck連呼しちゃってますね(汗)
2017年公開
102分
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆
・下ネタが多い
・一応終盤はまあまあマジメな展開になる
・衝撃(笑)のラスト
ストーリー
★★★★☆☆☆☆☆☆
・安定の下ネタ
・主人公の結婚相手側からしたらだいぶ困る展開
・おじいさまが元気(意味深)
・警察が腐りすぎ
演技・演出
★★★★★☆☆☆☆☆
・ザック・エフロンが出ている
・ロバート・デ・ニーロが出ている
・主人公が羽目をはずすシーンの演出が際どい
・男女ともに露出シーン多い
ストーリーのあらすじ
舞台はアメリカで、厳格な父親に育てられた真面目な弁護士ジェイソン(ザックエフロン)が主人公。
そんな主人公ジェイソンが結婚を間近に控えたある日、主人公の祖母が病気で亡くなってしまう。そのお葬式の後、意気消沈の主人公の祖父ディック(ロバートデニーロ)に頼まれ、ショックを癒すためにもフロリダへ2人で旅行に行くことを誘われる。
最初は結婚準備の忙しさなどもあって断っていたジェイソンであったが、最終的に祖父の気持ちを尊重し、承諾することにした。しかし、祖父は実はとんだエロジジイで、妻が亡くなった直後だというのに、行く先々で女の子に声をかけてはナンパしようとしたり下ネタふっかけたりしてばっかり。本人に注意しても、「生前、妻に『やりたいことをやってほしい』と言われたから、好きなことをやっているだけだ」と言って聞く耳を持たない。
弁護士という仕事柄、バカ真面目な主人公は祖父の自由気ままな行動に困惑し、困り果ててしまう。しかも、その後主人公ジェイソンは(まあ祖父関連で色々あって)お酒を飲みまくったせいでハメをはずしまくって警察のお世話になったり、結婚予定の妻に連絡をちゃんとしなかったせいで色々面倒なことになったりと、マジメさ故に今までの人生では経験してこなかったような大変な経験をすることになった。それで2回目に警察のお世話になった後、あれもこれも元を辿れば祖父のせいだという事でジェイソンはついに祖父にブチ切れ、勝手に1人で旅行から帰ろうとする。
しかし、祖父はただ若い女の子と遊ぶためだけにこの旅行を提案したかというと、そうでもなく……。
感想
汚い……。
この映画はとにかく下ネタがえげつないです。
ここには書けないような酷いネタばかりで、ちょっとみんなで観るようなタイプのやつじゃないですね……。(オブラート)
今回は下ネタの具体的な内容が載せられない(書く気にならない)ので、感想欄に書ける事もあまりないという…
いやこの映画下ネタ抜いたらほんとに書ける事が無くなっちゃって……(汗)
ただ、ラストの方はまあまあいい感じの展開(それまでが酷すぎるからよりよく見えるというのもあるだろうが)もありました。
・最後のほうの展開
さっきも書きましたが、主人公の父親(祖父の息子)は祖父とは違って厳格な人で、主人公が弁護士になったのも弁護士である父親の影響でした。縁談も親のすすめのままに行い、まさに親の望みの通りに人生の選択をしようとしていました。
しかし祖父はそんな生き方に疑問を感じていて、せめて孫(主人公)には息子のようなつまらない人生を送って欲しくはないと思い、この旅行を通して孫に考え直してほしかった、という訳だったようです。
主人公が今後の人生を親に決められてしまう事も、将来父親のような人生を送る事自体も、祖父はよく思っていなかったという事でしょうね。
ちなみに祖父は色々あって自分の息子と疎遠な状態が続いていたため、あまり仲は良くありません。まあ性格の差を見れば一目瞭然ですね。
結局、主人公ジェイソンはなんと結婚式当日に会場で結婚を取りやめ(これ相手がかわいそう)、弁護士も辞めて、昔好きだったカメラを使う仕事、つまりカメラマンになることにします。そして旅行中に偶然出会った、カメラ繋がりの大学時代の友達と恋に落ち、2人で長い船の旅に出ることにしました。祖父は祖父で旅行中に出会った若い女の子と恋に落ち(両想い)、険悪だった祖父と父親との仲も解消していき、いい感じで終わります。そうしてなんだかんだハッピーエンド!
…と思いきや、なんとラストシーンでまさかの展開が。
前のシーンから何年か経ったような雰囲気の中、教会で何やら儀式っぽいことをやっているシーン。赤ちゃんが主人公たちに抱えられています。主人公たちはもう船旅から帰ってきているようだ。おお、例の彼女も一緒にいる。うまくいってるみたい。
あー、これが主人公たちの子供かー。なんか急だなー…とか思って観ていると……ん~?……
……どうやら、なんとこちらおじいちゃんの子供!
ダーティーグランパ、いつの間に両思いだった例の若い女の子と結婚して、子供まで生まれちゃったようです。なんとまあお元気な……。
ちなみに今更ですが、実は祖父は元兵士(しかもなんかすごそうなやつ)でやたら強くて、勇気にあふれていて、しかも情に厚い人なので、例の若い女の子もその中身を見て好きになってしまったという事のようです。そしてこのことは主人公ジェイソンもその父親も知らなかったことでした。仕事が仕事なので祖父は息子のことをあまりかまってあげることができず、これが家族間の軋轢の原因となっていたのです。
まあ最終的に仲直りしてそうな雰囲気だったのでOKってことで(適当)
あっ、書き忘れましたが、この映画は警察官が終わってます。観ていてこっちがムカつくぐらい腐りきっております。現実にはないことを祈るばかり……。(ありそう)
…まあ妻の願いが自由に生きてほしいってことだったみたいだから、天国の奥様もニッコリなのかな??
いやむしろこんな人の妻をずっと続けて来られた人なんだから、妻は妻で天国で男遊びしまくってたりして(適当)
つまり今回の映画をまとめると、
・タイトル通りとにかく汚い
・結婚式当日にいきなり破談とか結婚相手が不憫
・人生って、やりたいことをやるべきなのか安定をとるべきなのか……
ですね。
最後のことに関してですが、まあ仕事に何をするのかって人生でとっても大切ですよねー。多分。まあ人生単位で見たら好きなことやったほうがいいのはそりゃそうでしょうけども、仕事だけに限定した時に関しては意見が割れそうですよね。不安定で儲からなくても仕事を生きがいにするか、仕事は稼ぐための手段と割り切って、稼いだお金で趣味に没頭するか……。一般的にはどんな形が理想的なんでしょうか?こういうのって難しいですよねー。
…こんな超下ネタB級映画に対してちょっとでもまじめに考えようとした事をほめてほしいですね…
何回(適当)で済ませようかと思ったことか……
(作成者:らと)
『ミラクル・ニール!』の感想・レビュー
今回は「ミラクル・ニール!」のレビューをします。
85分
2015年公開
これは要するに、「もし全知全能の力があったら何に使いますかー!?」ってお話ですね。
全知全能の力があったら……結構な人が1度は考えたことがあるのではないでしょうか。 億万長者になってみたり、不老不死になってみたり、天才になってみたり……
色々やりたいことが思い浮かびますが、もし万が一急にそんな力が備わっちゃったとしたらどうでしょう。いくら全知全能とはいえ、一個人の好きなように世界を変えることで思わぬ方向に凄まじい影響を及ぼしてしまうかもしれないし、だからと言って何もしなかったらせっかくの力が無駄になっちゃうし……。
案外どうしていいかわかんなくなっちゃうかもしれませんよね、この映画の主人公みたいに……
総評
★★★★★★☆☆☆☆
・ハッピーエンドだった。ハッピーエンドは良いですね。
・やっぱりご都合展開が気になるっちゃ気になるかも
・主人公が結構適当に能力使う
ストーリー
★★★★★★☆☆☆☆
・ご都合展開がアレだけどそれ以外はだいたいOK
・というか細かいこと言い出すとそもそも全知全能の力っていう時点でおかしいので……気にしない!
演技・演出
★★★★★★☆☆☆☆
・犬がかわいい
・CGとかはまあ普通……なのかな?(よく知らない)
ご都合感
★★★★★★★★☆☆
・なかなかひどい
・宇宙人さんがなぜか途中から英語ネイティブ
⚪︎ストーリー
とあるフツーの中年中学校教師(全く生徒から尊敬されていない)、ニールがある日突然宇宙人から全知全能の力を与えられて色々やらかすお話。
というのも、宇宙人はどうも人類より発展した技術を持っており、指定した星に住む生命体からランダムに選ばれた一個体に全知全能の力を与え、善行を施した場合は仲間に迎え入れるが、悪いことに使った場合は星ごと破壊する、というなんとも極端な方針のもと、「評議会」の名を冠して活動していました。
また、この会議は全て宇宙人の間で宇宙で行われているため、調査対象は自分が宇宙人に試されていることや、自身の種の生存がかかっていることなどを知る由もありません。
そしてついに人類も調査対象となり、人類の中からランダムに選ばれた主人公ニールは全知全能の力を与えられることとなった訳です。
もちろんそんな事情を全く知らないまま突然力を与えられた主人公は力を制御できず、変なことにばっかり使ってしまいます。そんな姿を見かねた宇宙人達は地球を破壊しようとするが……?
◦感想
まず、主人公さん全知全能なのにテキトーすぎる……
せっかくの全知全能なのに(序盤は)ロクなことに使わないんですねぇ……こりゃ宇宙人さんも呆れますわ……。
最初は自分が全知全能になったことに気づいていないので仕方がないのですが、自分が担任をしているクラスの生徒を全員ぶっ殺したり、死人をゾンビとして蘇らせちゃったり、まあやりたい放題です。
でも能力に気づいてからも同僚の教師を(強引に)モテモテにさせたり、気になっている女性の好意を自分に向けさせようとしたりと、なかなかヒドいのです……。
もちろん宇宙人さんはボロクソ言いますが、一応調査期間が終わるまでは待つようです。忍耐強いですね。この時に見切りをつけて星を破壊してしまえばよかったのに……(宇宙人さんサイドからの感想)
ちなみに能力でニールは自分の飼い犬デニスに知性をもたせて会話ができるようにします。これは良い選択でしたね。結局(図らずも)地球を救ったのはまさかのこの飼い犬デニスという……
その後能力で一通り遊んで、今度はいよいよ善行に使おうとするニールさんですが、案の定うまくコントロールできません。力が自由すぎるんですね。食料問題を解決しようとしたら肥満が国際問題になったり、地球温暖化を解決しようとしたら地球がキンキンになっちゃったり、なかなかうまくいきません。意外と大変なんですねぇ…。ここでニールは悩んでしまいます。
でその間色々とありますが、最終的に主人公は全知全能の力で高い知能をもたせた主人公の飼い犬に力を譲り、その犬の機転で地球はギリギリで滅亡の危機から救われ、宇宙人達はこれ以降の活動が不可能になります。とりあえずこれ以上生命体が宇宙人さんに消されることはなくなったようですね。よかった。
んで主人公ニールさんも気になっていた女性と良いカンジになってハッピーエンドです。
ハッピーエンドいいですね!(まあこういう映画でハッピーエンドじゃない方が見てみたいけど)
ちなみに宇宙人は今まで何万もの調査を行い、全てにおいて星を破壊してきたらしいのですが、そこまで力を良いことに使う生命体は少ないということなのでしょうか……夢も希望もない……。
また、結構ご都合展開が多く、ルールと称して宇宙人が途中から英語で会話しだしたり、やたら説明臭いセリフを発していたりするが、そこはご愛嬌です♪
ただ、今までの数え切れないほどの宇宙人の調査で、今回のワンちゃんと同じ願いを叶えようとした生命体は一つもいなかったんでしょうかねぇ……結構この宇宙人さんのシステム脆い気がするんだけど……
まあ色々と疑問はありますが(主にご都合展開に関して)、最終的にはいい感じに終わっていたのでまあまあ面白かったです!
地球を救うスーパーワンちゃんデニス君
自由すぎる力を持つというのもそれはそれで大変そうですね。一見おバカコメディに見えて、ただ十分な力や金があれば幸せな生活が送れるって訳じゃないのかも、とか、影響力のある人間はそれに応じた能力をきちんと持ち合わせてないければないのかもしれない、とか、色々考えさせられる映画なのかもしれませんね。
……まあ、ボクは考えなかったですけど(*´ー`*)
(作成者:らと)
『エンド・オブ・ホワイトハウス』の感想・レビュー
今回はアクション映画のレビューでございますね!
実はアクション映画は手に汗握る展開が多くて疲れちゃうのでそんなに進んで観ることはないんですよね(笑)
この映画は超要約すると、
アメリカのホワイトハウスが色々あって北朝鮮に乗っ取られてピンチ!……ってなった時に主人公が信じられないほど強くて1人でホワイトハウスを奪還してハッピーエンド☆
ってお話ですね(雑)
主人公ははっきり言ってチート級の強さです。映画観てる間も
主人公強すぎる……(;´Д`A
ってなってました(笑)
個人的にですが、超強い主人公が敵を次々なぎ倒して国とか世界とかを救う!っていうアメリカの典型的なヒーロー像(別にアメリカに限らないか…?)を忠実に再現している気がしました。
個人的にはもう少し弱みとか協力イベントとかがあってもいいのになーと思ったのですが……。
真ん中が無双主人公
総評
★★★★★★★☆☆☆
・演出がなんかリアルそうで良かった
・ストーリーも良かったけどやっぱり主人公強すぎ
ストーリー
★★★★★★☆☆☆☆
・ホワイトハウスが北朝鮮に占領されるっていうのが絶望感あって良かった(多分ありえないけど)
・主人公が自分の立ち位置に苦悩している時に事件が起きて、最終的に事件とともに解決してハッピーエンドっていう流れが良かった
・また序盤で出てくる、主人公が大統領から距離を置かれるようになる流れの設定が良かった
・だがやはり主人公が無双すぎる
演出・演技
★★★★★★★★★☆
・度々訪れるハラハラするバトルシーン好きな人には堪らないかも
・おばさんが知っている核爆弾の発射コードを敵に教えてしまうシーンのくだりが好きだった
・敵(と主人公)の無慈悲な感じが出てて良かった
主人公の戦闘力
★★★★★★★★★★
・無敵
・自分以外が全滅させられている中、1人で敵を次々なぎ倒していく てかアメリカ愛強すぎでは…
・あんなのがいるとかやっぱアメリカは恐ろしい……((((;゜Д゜))))
120分
2013年公開
○ストーリー
アメリカのホワイトハウスが北朝鮮の兵に襲撃されて核ミサイルを発射されかける話。
数年前に大統領が事故で大統領の妻を失った際、大統領を補佐していたSPが主人公。
その事件以降大統領からなんとなく距離を置かれ、違う役に異動させられた主人公は、上司に大統領の自分への扱いの不満を打ち明けていた。
その時、アメリカと韓国の首脳達がホワイトハウスで会談をしていた。しかし、韓国の首脳達の中に北朝鮮の兵と幹部が紛れ込んでおり、隙を突かれてホワイトハウスが北朝鮮軍によって占拠されてしまう。その後続々と北朝鮮軍が参戦し、ホワイトハウスにいる護衛は主人公を除く全員が殺害され、もはやホワイトハウスは北朝鮮によって完全に支配されたかのように思われた。
しかし今度は主人公が北朝鮮軍を次々とボコボコにしていき、逆に一人でホワイトハウスにいる北朝鮮軍をほぼ全滅させる。
その頃、大統領と他の偉い人たちはホワイトハウス内のシェルターにいたが、シェルター内で北朝鮮の幹部のような人達によって拘束されており、核ミサイルの起動コードを聞き出されていた。
コードは大統領を含めたアメリカの偉い3人がそれぞれ1つずつ知っているもので、3つすべてのコードが入力される事で初めて核ミサイルの発射が可能になる。
初めは教えるのを拒否していたアメリカの首脳達だったが、色々されて結局コードを知られてしまい、核ミサイルが起動して発射されようとしたところでようやく主人公がシェルターまで到達する。
主人公は核ミサイルの発射を阻止し、大統領達を救えるのか……? って感じです。
○感想
とにかく主人公がチート級に強く、ありえないだろというくらいに無双してました。
また大統領の息子もホワイトハウスにいて、人質にするために北朝鮮軍に命を狙われていたんですが、アメリカの映画では少年少女は死なないという暗黙の了解があるので、安心して観ることができました(笑)
結局無双主人公の活躍で息子は途中でホワイトハウスの外に出ることができました。良かったです。
あと、韓国の大統領は占拠された直後にホワイトハウスの外にいる人々への見せしめとして割とあっさり殺害されてしまってました。可愛そすぎる……(-_-;)
また、今作の重要なポイントとして、北朝鮮軍はやたらと強い上に、無慈悲に敵を殺戮していたんですが、主人公もそれに負けないくらい無慈悲で、基本的には容赦なく様々な手段で敵を殺害しています。
敵の情報を聞き出すために敵の北朝鮮軍の兵士を捕まえて拷問し、情報を聞き出した上でナイフでぶっころしたり、裏切って北朝鮮側についた元仲間をボコボコにし、敵を撹乱させるためにそいつに、シェルターにいる北朝鮮の幹部に「自分が主人公を殺害した」という嘘の報告をさせた直後にナイフで背中を刺してぶっころしていました。
情のかけらもない(´;ω;`)
まあこれほど無慈悲になるのですから、主人公の愛国心は人一倍強いようですが、なかなかの過激さですよね……(震え)
また核ミサイルの起動コードを知っている3人のうちの女の人もかなり心が強く、暴行されながらもアメリカに忠誠を誓った上で武器を持っている北朝鮮軍をバカにしてまでいました。
凄まじい精神力ですよね。
どうやったらそんなに強い愛国心を培えるんでしょうか。私には想像がつきません( ̄▽ ̄;)
ただ最終的に女の人がボコボコになっていく様を大統領が見ていられず、半ば命令するような形で起動コードを教えさせていました。
まああんな状況だったらいくらなんでも普通そうなりますよねぇ(涙目)。
ちなみにその後北朝鮮との交渉によってその女の人は途中で解放され、ホワイトハウスから脱出することができました。個人的には今作品のMBPキャラクターです(笑)
基本的に敵と主人公が無慈悲で、当たり前のように人が死んでいくので途中から感覚が麻痺してきます(マジ)。
戦闘シーンはかなり多く(もはや戦闘シーンがメインといってもいいほどかもしれない)手に汗握る展開が繰り広げられるので刺激が欲しい人にはオススメできる作品ですね。
果たしてこの事件で何人死んだのだろうか……?
主人公はCQCの達人である上に重火器の扱いにも長けており、ホワイトハウスの構造も完璧に把握しています。
もう一度言いますけど、(もしかしたらアメリカ軍の人達が弱かっただけなのかもしれないが、)アメリカ側の人々をほぼ全滅させる程強いはずの北朝鮮軍を一人で次々にボコボコにしていく様は、まさにチート級の強さです。
あまりにも強くて、途中で笑っちゃいました(笑)
結局主人公が頑張ったおかげで北朝鮮軍は全滅し、核ミサイルも発射されずに事無きを得ました。
大統領は瀕死の重傷を負っていましたが、やはり無双主人公が頑張ったおかげでなんとか生き延びることができました。主人公万能。
もうこいつ一人でいいんじゃないか(暴論)
最終的に主人公の活躍によって心を開いた大統領は再び主人公を自分の補佐の役目に任命し、ハッピーエンドとなります。良かった!
ラストの大統領演説のシーンと、戦闘でボロボロになったアメリカ国旗が再び掲げられる場面で、ホワイトハウスは復活した、アメリカはこれからもっと強くなるー、っていう流れになる所は結構感動的です!
……ただ本当に主人公と大統領以外ほぼ全員が死んでいるので、その後どうやってホワイトハウスを立て直すのかが気になるところですねぇ……(^_^;)
結構バトルの時にグロテスクなシーンがあるので苦手な人は観ない方がいいかもしれないです。
個人的に人がやたら死んだりグロテスクな描写がある映画や、手に汗握るシーンが多い映画はあまり好かないことが多いのですが、これに関してはあまりに主人公が強くて面白くなってきてしまったのと、あまりに人が死んでいくので感覚が麻痺してきたこともあってそれなりに楽しめました(笑)
続編の「エンド・オブ・キングダム」もあるらしいので、暇と覚悟があれば観てみようと思います♪♪
次はイギリスで同じことやるのか……(困惑)
(文章:らと)
『なんちゃって家族』の感想・レビュー
2回目のレビューです。今回紹介する作品は少し前に観たので実は記憶が少し曖昧なのですが、お許しください。
ちょっと寝るのが遅くなってしまったある日の深夜2時。
寝る前にどんな番組やってるか見てみよーっ、と深夜にテレビをつけていたら、なんと始まったのは
「映画天国」!!
これはまずいっ!!と、テレビを消そうとするも時すでに遅し。映画に観入ってしまい、気がついたら午前4時……たまにやっちゃうんです、これ。 本当に映画天国は敵ですね。観てしまったら最後、気がついたらお外が明るくなっていたり……なんてことも(泣)
しかもアレは忘れた頃にやってくる……なんとタチが悪い……
っと、まあ、翌日に影響が出るので映画天国には要注意ってことですね。
で、まあこの前振りで大体わかったと思いますが、この映画も映画天国で観ました。深夜というのもあり、個人的には結構面白かったのですが、下ネタがダメな人は絶対見ない方が良いです。あとB級映画ダメな人も。
ハングオーバー!を男女交えてやってみました、って感じ。 我ながら的確な表現。
このなんちゃって家族はですね、とにかく下ネタが多いです。多分会話の70%くらいは下ネタだと思います(マジ)
観るなら1人か、下ネタ平気な友人とかと夜に観るのが良いかもしれません。結構盛り上がるかも(責任は持たない)
あとフォント色々模索中なので読みにくいかもしれません。ごめんなさい。
総評
★★★★★★★★☆☆
・展開が比較的早くて飽きない
・主人公たちが有能なので観ていて楽しい
・下ネタがパンチ効いてる
ストーリー・演出
★★★★★★☆☆☆☆
・ストリップシーンがすごい
・麻薬を赤ちゃんに見せかけるシーンとか、面白いシーンが多い
・ラストの超絶ご都合感はご愛嬌
キャスト
★★★★★★☆☆☆☆
・ストリップシーンがすごい(2回目)
・青年の童貞感がすごい
・とくに可も不可もないイメージ
下ネタ
★★★★★★★★★★
・マジで下ネタ
・むしろ下ネタが本体でストーリーがおまけ
終わり方:超絶ご都合だけどまあハッピーエンド
110分
2014年公開
・ストーリー(超ざっくり)
主人公はアメリカに住む麻薬密売人。すでにやばそうなオーラ出してる。ちなみにまあまあクズです。 ……まあまあ……かなぁ??
ある日、主人公は近くで少女(家出していてホームレス状態)が不良たちに携帯を取られてるのを見つけ、止めに入ると、不良たちに目をつけられてしまい、まあ色々あって大量のお金を盗まれてしまう。
そこで主人公は落ち込むんだけど、麻薬取引のボス的な人に「メキシコに行って麻薬を密輸できたらお金あげる」的なことを言われ、やってみることにする。 人手は多い方が良いから、と近くのストリップ店で働いていた女性ストリッパーと例のホームレス少女と近所の童貞青年を連れて超大量の麻薬密輸に挑戦するのだった……
的なお話です。観たのが昔だったせいで細かいところまで思い出せないですね
でまあ道中にいろんなトラブルが起こるんだけど、なんとか乗り越えていくって感じですね。
ラストはタイトル通り4人がまるで家族みたいに同じ家に住むことになって、ハッピーエンドです。まあかなりご都合ですけども……
・感想
まず観終わってすぐ出てきた感想は
「下ネタ多っ……」
でした。まあノリで大体わかると思いますがまあとにかく下ネタが多い。
でも出来事がなんかいちいち面白いのでそこまでうわあ…とはなりませんでした。警察夫婦の一件とかありえないだろってレベルでしたけどね……
あとストリップシーンあります。あれは明らかに視聴者に向けてのサービスですね。まあそれなりにおばさんみたいですけど、すごかったです。どうやってスタイル保ってるんだろう……
ちなみにラストはといいますと、結局アメリカへの密輸には成功するのですが、結局ボス的な人が主人公を騙していただけで、お金を渡す気なんてないということが発覚し、キレた主人公がボス的な人を返り討ちにします。そう、この映画、こういう系のお話にしては珍しく、主人公たちが有能なんです。いろんなトラブルをひらめきで解決するので観ていて気持ちいいです。
んで主人公の機転で警察が来て、ボスは主人公の目の前で逮捕されるんですが、てことは麻薬を密輸した主人公も捕まるのでは……?と思っていると、密輸中にいろいろあって仲がよかった警察の人が「証人保護プログラム」的なものを提案してきます。つまりこれは、情報を警察に伝えて犯罪者を捕まえるのに貢献した人たちが使える制度で、
・その人達の犯罪をチャラにした上で、
・新しい家にその人達みんなで住める、
という決まりみたいです。
……んなバカな!?
そんなシステムありかよ!?みたいな素晴らしい展開。しかも結構さらっと言ってくる。まあコメディだし、ギャグ(下ネタ)が主体、というか本体みたいなもんだし、その辺は適当でいいのかもしれませんけどね。
けっこううろ覚えなんで細かい決まりは違ったかもしれないですけど、まあ要は犯罪をチャラにしてタダで家に住める、的なノリでした。
気になってwikiで証人保護プログラムの記事読んでみましたが、どうも頑張れば不可能じゃないみたいですね。
まあこの映画の全体的なホワホワ感を観る限りだとそんなにササっとことが進むか〜……?という疑問は残りまくりますが……
まあどうにしろご都合感がすごかったです。なんとも軽いノリで家族でおうちに住んじゃいます。まあ、最終的に本当に家族みたいになっちゃいましたー、って感じにするにはこうするしかなかったのかもしれないですけどね。
ハッピーエンドっぽかったのでよかったです。
……いや、むしろこういう系の映画でハッピーエンド以外観たことないかもしれない……
で、まとめですが、(下ネタが平気なら)けっこうオススメです。
下ネタコメディ映画が好きな人なら絶対面白いと思うと思います。
ストーリーもわかりやすいのに面白いです。
てなわけで、下ネタコメディっていうジャンルの中だと個人的には評価はかなり高いです。
まあ映画天国で深夜にもかかわらず2時間観続けちゃっただけありますね。
皆さんもぜひ時間と下ネタに対する強い耐性があれば観てみてください〜
(作成者:らと)