『ダーティー・グランパ』の感想・レビュー
今回は、名前からして下ネタ系B級映画感がすごい「ダーティー・グランパ」の紹介です。
ご想像の通りかなり下ネタ満載で、基本的に下ネタしか出てきません。
アマゾンプライムで無料だったので観てみました。今回のは無料じゃなければさすがに観ない気がしますね……
ちなみにあの「グレイテスト・ショーマン」で出ているらしいザック・エフロンさんが主人公ですね。清純な映画にしか出ないようなイメージがあったのでびっくりしました。
この映画内ではfuck連呼しちゃってますね(汗)
2017年公開
102分
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆
・下ネタが多い
・一応終盤はまあまあマジメな展開になる
・衝撃(笑)のラスト
ストーリー
★★★★☆☆☆☆☆☆
・安定の下ネタ
・主人公の結婚相手側からしたらだいぶ困る展開
・おじいさまが元気(意味深)
・警察が腐りすぎ
演技・演出
★★★★★☆☆☆☆☆
・ザック・エフロンが出ている
・ロバート・デ・ニーロが出ている
・主人公が羽目をはずすシーンの演出が際どい
・男女ともに露出シーン多い
ストーリーのあらすじ
舞台はアメリカで、厳格な父親に育てられた真面目な弁護士ジェイソン(ザックエフロン)が主人公。
そんな主人公ジェイソンが結婚を間近に控えたある日、主人公の祖母が病気で亡くなってしまう。そのお葬式の後、意気消沈の主人公の祖父ディック(ロバートデニーロ)に頼まれ、ショックを癒すためにもフロリダへ2人で旅行に行くことを誘われる。
最初は結婚準備の忙しさなどもあって断っていたジェイソンであったが、最終的に祖父の気持ちを尊重し、承諾することにした。しかし、祖父は実はとんだエロジジイで、妻が亡くなった直後だというのに、行く先々で女の子に声をかけてはナンパしようとしたり下ネタふっかけたりしてばっかり。本人に注意しても、「生前、妻に『やりたいことをやってほしい』と言われたから、好きなことをやっているだけだ」と言って聞く耳を持たない。
弁護士という仕事柄、バカ真面目な主人公は祖父の自由気ままな行動に困惑し、困り果ててしまう。しかも、その後主人公ジェイソンは(まあ祖父関連で色々あって)お酒を飲みまくったせいでハメをはずしまくって警察のお世話になったり、結婚予定の妻に連絡をちゃんとしなかったせいで色々面倒なことになったりと、マジメさ故に今までの人生では経験してこなかったような大変な経験をすることになった。それで2回目に警察のお世話になった後、あれもこれも元を辿れば祖父のせいだという事でジェイソンはついに祖父にブチ切れ、勝手に1人で旅行から帰ろうとする。
しかし、祖父はただ若い女の子と遊ぶためだけにこの旅行を提案したかというと、そうでもなく……。
感想
汚い……。
この映画はとにかく下ネタがえげつないです。
ここには書けないような酷いネタばかりで、ちょっとみんなで観るようなタイプのやつじゃないですね……。(オブラート)
今回は下ネタの具体的な内容が載せられない(書く気にならない)ので、感想欄に書ける事もあまりないという…
いやこの映画下ネタ抜いたらほんとに書ける事が無くなっちゃって……(汗)
ただ、ラストの方はまあまあいい感じの展開(それまでが酷すぎるからよりよく見えるというのもあるだろうが)もありました。
・最後のほうの展開
さっきも書きましたが、主人公の父親(祖父の息子)は祖父とは違って厳格な人で、主人公が弁護士になったのも弁護士である父親の影響でした。縁談も親のすすめのままに行い、まさに親の望みの通りに人生の選択をしようとしていました。
しかし祖父はそんな生き方に疑問を感じていて、せめて孫(主人公)には息子のようなつまらない人生を送って欲しくはないと思い、この旅行を通して孫に考え直してほしかった、という訳だったようです。
主人公が今後の人生を親に決められてしまう事も、将来父親のような人生を送る事自体も、祖父はよく思っていなかったという事でしょうね。
ちなみに祖父は色々あって自分の息子と疎遠な状態が続いていたため、あまり仲は良くありません。まあ性格の差を見れば一目瞭然ですね。
結局、主人公ジェイソンはなんと結婚式当日に会場で結婚を取りやめ(これ相手がかわいそう)、弁護士も辞めて、昔好きだったカメラを使う仕事、つまりカメラマンになることにします。そして旅行中に偶然出会った、カメラ繋がりの大学時代の友達と恋に落ち、2人で長い船の旅に出ることにしました。祖父は祖父で旅行中に出会った若い女の子と恋に落ち(両想い)、険悪だった祖父と父親との仲も解消していき、いい感じで終わります。そうしてなんだかんだハッピーエンド!
…と思いきや、なんとラストシーンでまさかの展開が。
前のシーンから何年か経ったような雰囲気の中、教会で何やら儀式っぽいことをやっているシーン。赤ちゃんが主人公たちに抱えられています。主人公たちはもう船旅から帰ってきているようだ。おお、例の彼女も一緒にいる。うまくいってるみたい。
あー、これが主人公たちの子供かー。なんか急だなー…とか思って観ていると……ん~?……
……どうやら、なんとこちらおじいちゃんの子供!
ダーティーグランパ、いつの間に両思いだった例の若い女の子と結婚して、子供まで生まれちゃったようです。なんとまあお元気な……。
ちなみに今更ですが、実は祖父は元兵士(しかもなんかすごそうなやつ)でやたら強くて、勇気にあふれていて、しかも情に厚い人なので、例の若い女の子もその中身を見て好きになってしまったという事のようです。そしてこのことは主人公ジェイソンもその父親も知らなかったことでした。仕事が仕事なので祖父は息子のことをあまりかまってあげることができず、これが家族間の軋轢の原因となっていたのです。
まあ最終的に仲直りしてそうな雰囲気だったのでOKってことで(適当)
あっ、書き忘れましたが、この映画は警察官が終わってます。観ていてこっちがムカつくぐらい腐りきっております。現実にはないことを祈るばかり……。(ありそう)
…まあ妻の願いが自由に生きてほしいってことだったみたいだから、天国の奥様もニッコリなのかな??
いやむしろこんな人の妻をずっと続けて来られた人なんだから、妻は妻で天国で男遊びしまくってたりして(適当)
つまり今回の映画をまとめると、
・タイトル通りとにかく汚い
・結婚式当日にいきなり破談とか結婚相手が不憫
・人生って、やりたいことをやるべきなのか安定をとるべきなのか……
ですね。
最後のことに関してですが、まあ仕事に何をするのかって人生でとっても大切ですよねー。多分。まあ人生単位で見たら好きなことやったほうがいいのはそりゃそうでしょうけども、仕事だけに限定した時に関しては意見が割れそうですよね。不安定で儲からなくても仕事を生きがいにするか、仕事は稼ぐための手段と割り切って、稼いだお金で趣味に没頭するか……。一般的にはどんな形が理想的なんでしょうか?こういうのって難しいですよねー。
…こんな超下ネタB級映画に対してちょっとでもまじめに考えようとした事をほめてほしいですね…
何回(適当)で済ませようかと思ったことか……
(作成者:らと)