らともふの映画レビュー集積所

らと・もふが映画を観て感じたことを気が向いたときに載せる場所です。

『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』の感想・レビュー

これはプライムにあったのでみてみました。よくあるB級映画みたいなタイトルだったのでふわっとモードで観ていたのですが、個人的には超面白かったです。ただ、、、これは単に個人的に偶然ツボに入っただけで、一般的にはそんなにでもない可能性もあります。というか、多分そうです(自信がない) 調べてみた感じあんまり売れてなさそうだったし……

とっ、とりあえずレビューしていきます〜

 

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2017年公開

95分

 

総評

★★★★★★★★★☆

・ストーリーも演出もいい

・主人公に隠されし素質が…という流れが好き

・雰囲気が少しふわっとしていて殺し屋とのギャップがある

 

ストーリー

★★★★★★★★★☆

・踊りながら殺す殺し屋とかいうコンセプト だいぶかるーい感じ

・主人公と殺し屋のカレが強すぎる

・殺し屋のカレの変遷がちょっとしか語られないところが想像の幅が広がってむしろいい

・面白かった(直球)

 

演出・演技

★★★★★★★★☆☆

・マイルドめの銃撃戦

・敵の皆さんになんか間抜けっぽさがあって安心して観ていられる

・ラストの付き合ってる描写が良かった

 

ストーリー

主人公マーサは、ある日彼氏の浮気シーンを目撃してしまい、失意のどん底。友人たちに慰められるもなかなか切り替えられない。

そんな時に店で偶然フランシスという男と出会う。フランシスはなかなかイカれた男で、会ったばかりのマーサをすぐにデートに誘う。しかも精神が不安定になっているマーサは勢いにまかせてOKしてしまう。そんなこんなですぐに相思相愛になる2人であったが、フランシスには大きな秘密があった。そう、タイトルでわかる通り、彼は最強の殺し屋なのであった。

そしてただの一般人であったはずのマーサはフランシスのせいで徐々に殺し屋の世界に引き込まれていくことになる。しかし、実はマーサには隠された殺し屋の素質があり、フランシスの教えを受けて才能を開花。“殺し屋カップル”として敵に挑んでいく……!

 

感想

すごくおもしろかったです。ここ1年でいちばんの当たりB級映画でした。

うーん、僕の文章力がないせいでうまく説明できないんですけど、殺し屋という重めのコンセプトなのになぜか全体的に軽いノリが漂っていて、ちゃんと恋愛しながらバトルしてたのが良かったのかな? 殺し屋で逃亡しているのに普通の格好で出歩いていたりデートしていたり……。

ちょっと話が変わりますが、「フローズン・タイム」という映画があって、個人的にその映画もとても好きなんです。考えてみるとその映画もちょっと違うけど同じような説明しにくい独特な雰囲気があって(自分だけかな?)、この2作に共通する雰囲気のようなものを言葉にすることができれば、自分の好きな映画のタイプをかなり明確にできるのかなー、とか思ったりしました。

まあ説明できないからこそ魅力を感じるのかもしれないですけどね。好きに理由はない(キリッ

フローズンタイムのレビューも近いうちに書きたい!プライムにまだあるのかな?調べておこう〜

おっと脱線してしまった……話を戻します。

あと、厳密にはフランシスは物語に登場する時点ではもうすでに通常の殺し屋ではなく、「殺人は悪である」という考え方の下で自分を雇った依頼主を殺すいう、変わった殺し屋になっています。

ちなみにマーサはそんな殺し屋フランシスを「じゃあ悪いことでもないかも?まあ良いか!」ってな感じで許しちゃっていました。

……結局人殺しまくってるからダメじゃない?(常人の思考)

 

フランシスの表の顔(といっても変な人だけど)と殺し屋としての裏の顔が、どっちもクレイジーな主人公のおかげで普通に受け入れられてしまうんですよね。このお話、フランシスがかなりクレイジーな人なんですが、実はそれに負けず劣らずマーサも相当やばい人なんですよね。登場人物にまともな人が全然いなくて(主人公の友人くらい^^;)、観ている方もなんか麻痺してしまいます。まともな友人がクレイジーな主人公たちに振り回されているのは単純に可哀想だなと思いました。結局友人と主人公の関係はどうなったんだろうか……。

フランシスが殺し屋だと判明した時、主人公ははじめこそ拒絶しましたが、結局一晩で「ま、いっか」となってしまいます。

フランシスも予想していないくらいのノリであっさり受け入れてしまったので、クレイジーさ的にもテンポ的にも良かったです。

また、フランシスの過去に関して、どんな人だったのかのお話がかなりざっくりした説明しかなく、それがむしろ想像を掻き立てて良かったです。スピンオフとかやってくれないかなー。

売り上げを見るに120%ないですけど……(泣)

それと、マーサとフランシスがクッソ強いです。エンド・オブ・ホワイトハウスの主人公も真っ青のチート野郎です。まあ向こうはガチな設定なのにあの強さだからすごいんだけども…。

フランシス曰く、物には「流れ」なるものがあって、それを感じ取れれば物がどこに行くかがすぐにわかるんだそうです。だから銃も当たらないというわけ。 ……うーん、わけわからん(思考放棄)

ちなみにマーサも敵を2人ほどぶっ殺します。それでマーサも殺し屋になったということで、二人仲良く逃亡生活を送ることになるんでしょうね。一瞬マーサがかわいそうとか思いましたが、その方が良かったのかな?普通に狂人だし。

 

まあとにかく個人的にはすごく面白かったです!こういう当たり映画ばっかり引ければ良いんだけどなー。現実は厳しいですね(白目)

まあクソ映画もクソ映画で面白いですけど、ずっとクソ映画ばっかり観ていると流石に辛いものがありますよね。

 

続編出てください!(叶わぬ願い)

 

(らと)